【未来を創るコミュニケーション】「ありがとう」を伝え合う習慣で家族に優しい循環を🌱

はじめに:小さな「ありがとう」が大きな未来を創ります✨

こんにちは。サチオオカレです。

私たちは、子どもが安心して成長し、大人が自分らしく豊かに生きられる社会を目指して活動しています。

「そんな理想的な社会、本当に実現できるの?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、実はその第一歩は、とてもシンプルなところから始まります。それが、毎日の「ありがとう」という感謝の言葉なんです。

私たちが行政機関での子育て相談会や、中高生向けの「KOKOROKUBARI(心くばり)」講座を通じて実感してきたこと。それは、感謝の言葉が交わされる家庭では、子どもたちの表情が明るく、大人たちにも心の余裕が生まれるということです。

環境問題への取り組みやボランティア活動も大切ですが、その土台となるのは、日々の暮らしの中で交わされる「ありがとう」という小さな優しさ。この記事では、感謝の習慣がなぜ家族にとって、そして社会にとって大切なのか、具体的な実践方法とともにお伝えしていきます💫


💚 なぜ今「ありがとう」が必要なの?大人のゆとりが鍵です

忙しい毎日で失われていく優しさ

「今日も疲れた…」 「やることが多すぎる…」 「なんでこんなに余裕がないんだろう…」

そんな声を、相談会でたくさん伺ってきました。

現代の子育て世代は、本当に忙しいんです。仕事、家事、育児、さらには親の介護まで…。やることリストは増える一方で、時間は24時間しかありません。

こんな状況では、「ありがとう」という言葉が自然と出てくるどころか、ついイライラした言葉が口をついて出てしまうこともありますよね。

でも、これは決してあなたが悪いわけではありません。感謝の言葉は、心にゆとりがあるときに自然と溢れ出るものだからです。

「からだ・こころ・おかね」の三つのゆとり

私たちサチオオカレが大切にしているのが、大人の「三つのゆとり」です。

からだのゆとりとは、健康で体力的な余裕があること。睡眠不足や疲労が溜まっていると、些細なことでもイライラしてしまいます。

こころのゆとりとは、精神的に安定していること。孤独な子育てや将来への不安は、心の余裕を奪います。私たちが「孤独な子育てに終止符を」と訴えているのは、まさにこのためです。

おかねのゆとりとは、経済的な安定があること。家計の不安は家庭内の緊張を高めます。子どもの習い事の費用や、将来の教育資金について計画的に考えることは、この不安を和らげます。

実際に、私たちの相談会に参加された方からこんな声をいただきました。

「家計を見直して、無駄な支出を減らしたら、不思議と夫婦の喧嘩が減りました。お金の心配が減っただけなのに、子どもに優しく接せられるようになって、『ありがとう』って言葉が自然と出るようになったんです」

これは、おかねのゆとりが、こころのゆとりを生み出した好例です。

ゆとりが生む「優しさの循環」

大人が三つのゆとりを持つと、不思議なことが起こります。

子どものちょっとした行動に感謝できるようになり、パートナーの努力に気づけるようになり、自分自身にも優しくなれるんです。

この「優しさの循環」こそが、サチオオカレが目指す社会の土台です。大人が自分らしく豊かに生きられるからこそ、子どもたちに安心と優しさを届けられる。この循環が回り始めると、家庭全体の雰囲気がガラリと変わります🌸


🌟「ありがとう」は最強のコミュニケーションツールです

単なる挨拶じゃない、心を育てる言葉

「ありがとう」は、ただの社交辞令ではありません。

この言葉には、相手の存在価値を認め、その行動を承認する力があります。私たちはこれを**「未来を創るコミュニケーション」**と呼んでいます。

例えば、子どもがお皿を運んでくれたとき。

「ありがとう」とだけ言うのと、「重いお皿を運んでくれてありがとう。お母さん、とっても助かったよ」と具体的に伝えるのでは、子どもの心への響き方が全く違います。

後者の伝え方をすると、子どもは「自分の行動が誰かの役に立った」という実感を得られます。この実感が、次の優しい行動への原動力になるんです。

「KOKOROKUBARI」講座で見た変化

私たちが中高生向けに実施している「KOKOROKUBARI(心くばり)」講座では、他者への配慮や共感性を育むことを大切にしています。

この講座で最も印象的だったのは、ある中学2年生の男の子の変化でした。

最初は「ありがとうなんて恥ずかしい」と言っていた彼が、講座を重ねるうちに変わっていきました。ある日、彼は「お母さんに『いつも弁当作ってくれてありがとう』って言ったら、お母さんが泣きそうになってた。俺、何かすごいことしたみたいで嬉しかった」と報告してくれたんです。

これこそが、感謝の言葉が持つ力です。言った本人も、言われた相手も、両方が幸せになる。そして、その幸せは周囲にも広がっていきます。

子どもの褒め方と感謝の共通点

子どもを褒めるとき、結果だけでなくプロセスを認めることが大切だと言われています。

感謝も同じです。

「手伝ってくれてありがとう」よりも、「ゴミ出しを自分から進んでやってくれたね。それはとっても素敵な心くばりだよ。ありがとう」と伝える方が、子どもの心に深く届きます。

このとき、子どもは単に「手伝った」という行動だけでなく、「進んで行動した」というプロセスと、「家族への心くばり」という価値観まで認められていると感じられるんです。

こうしたポジティブなフィードバックの積み重ねが、子どもたちの自己肯定感を高め、未来の創り手としての自信を育んでいきます🌈


👨‍👩‍👧‍👦 夫婦間の「ありがとう」が家庭を変えます

パートナーへの感謝を忘れていませんか?

「子どもには『ありがとう』って言うけど、夫(妻)には言ってないかも…」

相談会でこんな気づきをされる方が、実はとても多いんです。

長年一緒に暮らしていると、相手がしてくれることが「当たり前」になってしまいがち。でも、その「当たり前」こそが、実は一番ありがたいことなんですよね。

毎日働いてくれること、家事を分担してくれること、子どもの世話をしてくれること。これらは決して当たり前ではありません。

「見えない家事」にこそ感謝を

特に見落とされがちなのが、いわゆる「見えない家事」です。

トイレットペーパーを補充する、調味料が切れる前に買っておく、子どもの予定を把握して準備する…。こういった細かな気配りは、目に見えにくい分、感謝されにくいんです。

ある参加者の方が、こんなエピソードを話してくださいました。

「夫に『いつも靴下を洗濯カゴに入れてくれてありがとう』って言われて、びっくりしました。靴下を拾って洗うのが当たり前だと思っていたから。でも、夫は私がそうしてくれることに感謝してくれていたんだって気づいて、なんだか嬉しくなったんです」

この夫婦は、その後お互いの小さな行動に感謝を伝え合うようになり、夫婦関係が劇的に改善したそうです。

大人の心のゆとりが子どもに伝わる

夫婦間で感謝を伝え合う習慣は、実は子どもたちにも大きな影響を与えます。

両親が互いに「ありがとう」と言い合う姿を見て育った子どもは、自然と感謝の言葉を使うようになります。逆に、両親が不満をぶつけ合っている家庭では、子どももネガティブな言葉を使いがちになります。

私たちが目指す「子どもが安心して成長できる環境」とは、まさにこういうことです。大人同士が互いを尊重し、感謝し合う姿を見せることで、子どもたちは「優しさ」を自然と学んでいくんです💕


📝 今日から始める「ありがとう習慣」具体例

ステップ1:夜の「感謝シェアタイム」

まず取り組みやすいのが、夕食時や寝る前の「感謝シェアタイム」です。

やり方はとても簡単。家族みんなで輪になって、その日あった「小さな良いこと」と「誰かへの感謝」を一人ずつ発表するだけです。

「今日、お姉ちゃんが宿題を教えてくれてありがとう」 「パパが早く帰ってきて遊んでくれて嬉しかった、ありがとう」 「ママが好きな唐揚げを作ってくれてありがとう」

最初は照れくさいかもしれません。でも、続けていくうちに、日中から「今日の感謝シェアで何を話そうかな」と、良いことを探すアンテナが立つようになります。

この習慣を続けているご家庭から、「子どもが学校でも友達に『ありがとう』って言えるようになった」という嬉しい報告をいただいています。

ステップ2:「ありがとうボード」で見える化

リビングの壁やホワイトボードに、家族が自由に感謝のメッセージを書けるスペースを作ってみましょう。

「○○ちゃん、今朝ゴミ出ししてくれてありがとう!」 「パパへ、週末遊んでくれてありがとう♪」

こうして感謝を「見える化」すると、家族全体が優しさに包まれている感覚を共有できます。

ある家庭では、付箋に感謝のメッセージを書いて貼る「ありがとう付箋」を始めたそうです。1か月後には壁一面がカラフルな感謝の付箋で埋まり、それを見るたびに家族みんなが笑顔になれるそうです🎨

ステップ3:役割分担を明確にして感謝を

家事や家族の役割を明確にすることも、感謝を伝えやすくする工夫の一つです。

「ゴミ出しはパパ」「お風呂掃除はママ」「テーブルを拭くのは子どもたち」など、誰が何を担当するか決めておくと、それぞれの努力が見えやすくなります。

そして、その役割を果たしたときには必ず「ありがとう」を伝える。これを習慣化することで、家族の中に自然と感謝が流れるようになります。

役割分担は、特定の人(多くの場合、お母さん)に負担が集中するのを防ぐ効果もあります。これが、大人の「からだ・こころ」のゆとりを守ることにつながるんです。

ステップ4:経済的な計画で心のゆとりを

感謝の習慣を続けるためには、やはり心のゆとりが必要です。そして、心のゆとりを支えるのが経済的な安定です。

子どもの習い事の費用を見直したり、将来の教育資金について計画を立てたりすることは、一見「ありがとう」とは関係なさそうに見えますが、実は深くつながっています。

経済的な不安が減ると、些細なことで口論になることが減ります。家計に余裕があれば、週末に家族で出かけたり、感謝を共有する時間を作ったりすることもできます。

ただし、ここで大切なのは、現実的で健全な計画を立てることです。「絶対に儲かる」とか「楽して稼げる」といった甘い話に惑わされず、着実に家計を整えていくことが、持続可能な感謝の習慣を支える土台になります💰


🌈 感謝の習慣が創る「優しい社会」への道

家庭から始まる社会変革

「社会を変えるなんて、私たちには無理…」

そう思われるかもしれません。でも、実は社会を変える力は、毎日の小さな行動の中にあるんです。

私たちの活動を通じて確信していること。それは、感謝の習慣が根付いた家庭で育った子どもたちは、外の世界でも他者への敬意と共感を持って接する能力を身につけるということです。

学校で友達に優しくできる、困っている人がいたら手を差し伸べられる、環境問題や社会課題に対して建設的に考えられる。こういった力の土台は、家庭での「ありがとう」から育っていくんです。

「優しさの循環」が広がるとき

サチオオカレが目指しているのは、「子どもが安心して成長し、大人が自分らしく豊かに生きられる」循環社会です。

この循環は、こんなふうに広がっていきます。

大人が心にゆとりを持つ → 子どもに優しく接する → 子どもが安心して成長する → 感謝の気持ちを学ぶ → 他者への配慮ができるようになる → 社会で優しさを実践する → 次世代の大人になったとき、また子どもたちに優しさを伝える…

この循環が、家庭から地域へ、そして社会全体へと広がっていく。それが私たちの描く未来です。

感謝は最高の「資産運用」

将来のために資産運用を考えることは大切です。でも、それ以上に大切なのは、子どもたちの「心の資産」を育てることではないでしょうか。

感謝の習慣は、子どもたちの人間関係における資産を増やします。

感謝できる人の周りには、自然と人が集まります。困ったときに助けてくれる人がいる。これは、どんな経済的な資産よりも価値のある「人生の資産」です。

また、感謝の心を持つことは、どんな困難に直面しても前向きに乗り越えられる精神的な強さ、つまりレジリエンス(回復力)を育てます。

これこそが、私たちが子どもたちに残せる最高の遺産ではないでしょうか✨


おわりに:今日からできる「想いを繋ぐバトン」🌱

「ありがとう」を伝え合う習慣は、家族の絆を深めるだけでなく、私たちが目指す「子育てに優しい社会」を実現するための、最も身近で強力なツールです。

この習慣を育む鍵は、まず大人自身が「からだ・こころ・おかね」のゆとりを持つこと。そして、そのゆとりから生まれた優しさを、感謝の言葉として家族に還元していくことです。

未来のためにできること。

それは、壮大な計画を立てることだけではありません。今日、今、目の前にいる大切な人に、心を込めて「ありがとう」を伝えることから始まります。

夕食を作ってくれたパートナーに。 学校から帰ってきた子どもに。 いつも支えてくれる家族に。

その小さな一歩が、子どもたちにとって安心感に包まれた環境となり、そして私たち全員にとって”余裕のある未来”を創り出す、確かな「想いを繋ぐバトン」となるでしょう。

サチオオカレは、これからも皆さまと一緒に、優しさの循環があふれる社会を目指していきます。

まずは今日、大切な人に「ありがとう」を伝えることから始めてみませんか?💚