子育て中の皆様、教育に携わる先生方、そして未来を担うすべての方々へ。
こんにちは、サチオオカレです 😊
私たちの究極のビジョンは、**「子どもと大人が共に笑顔で生きられる”余裕のある未来”を創ること」**です。
このビジョンを実現するためには、今ある課題を解決するだけでは足りません。未来の社会を担う次世代の皆さんの「心の土台」を、しっかりと強くしていく必要があります。
そこで私たちが力を入れているのが、中高生向けの**「KOKOROKUBARI」講座**です。
「え、KOKOROKUBARIって何?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。これは日本語の「心配り」をローマ字にした言葉で、私たちが大切にしている「他者への思いやり」を表現しています。
この講座は、単なるマナー教育や表面的な親切心を教えるものではありません。相手の気持ちを深く理解し、共感に基づいて行動する力——つまり**「共感力」**を育むことを目的としています。
今回の記事では、この「KOKOROKUBARI」講座がどのように共感力を育み、その力がどうやって「子育てに優しい社会」の礎となるのかを、詳しくお伝えしていきます。
🌱 共感力が「社会の優しさのバトン」になる理由
私たちサチオオカレが目指しているのは、**「子育てに優しい社会」**です。
これは具体的にどんな社会かというと、子どもが安心して成長でき、大人も自分らしく豊かに生きられる——そんな好循環が生まれる社会のことです。
💭 「こころの余裕」がすべての出発点
子どもに優しく接するためには、大人自身が心にゆとりを持っていることが欠かせません。でも、毎日忙しく過ごしていると、なかなか心の余裕を保つのは難しいですよね。
ある日、講座に参加してくれた高校生のAさんがこんなことを言っていました。
「うちのお母さん、最近すごく疲れてるみたいで。話しかけても『後でね』ばっかりで、なんか寂しいなって思ってたんです。でも、この講座で『相手の立場に立って考える』ことを学んで、お母さんも大変なんだなって気づけました」
Aさんはその後、お母さんに「何か手伝えることある?」と声をかけるようになったそうです。すると、お母さんの表情が少しずつ柔らかくなっていったとか。
これこそが、共感力の力なのです。
🔄 共感力が生み出す優しさの連鎖
共感力には、二つの大きな役割があります。
一つ目は、今の大人を支える力です。子育て中のお父さんやお母さんが孤独や不安を感じているとき、周りの人が真の共感をもって接することで、心の負担は大きく軽減されます。
二つ目は、未来の社会への投資です。私たちが中高生に共感力を教えるのは、彼らが将来、親になったとき、あるいは地域社会の一員になったときに、「心からの配慮」ができる大人になってほしいから。
つまり、共感力は「優しさのバトン」そのものなのです。今の世代から次の世代へ、このバトンを確実につないでいくことが、私たちの使命だと考えています。
✨ 「Care with Heart」という哲学
私たちの活動の根底にあるのは、「Care with Heart(心からの配慮)」という考え方です。
これは表面的な対応ではなく、相手の内面をしっかり理解しようとする姿勢を意味しています。たとえば、困っている人に「大丈夫?」と声をかけるだけでなく、「何がつらいのかな」「どうしたら楽になるかな」と一歩踏み込んで考えることです。
中高生向けの「KOKOROKUBARI」講座では、この「Care with Heart」を実践的なスキルとして身につけてもらうことを目指しています。
📚 「KOKOROKUBARI」講座の具体的な内容とは?
では、実際に講座ではどんなことを学ぶのでしょうか?ここでは、私たちが考える「共感力」の具体的な中身と、講座で行っている実践的なトレーニングについてご紹介します。
🎯 共感力を構成する3つの要素
私たちが定義する共感力は、次の3つの要素で成り立っています。
① 感情の読み取り(感情知性)
相手の言葉だけでなく、表情や声のトーン、姿勢といった非言語的なサインから、その人の感情を察知する能力のことです。
講座では、動画を見ながら「この人は今どんな気持ちだと思う?」と問いかけるワークを行います。最初は「わからない」と答える生徒も多いのですが、何度も練習するうちに「眉間にしわが寄っているから、困っているのかも」「声が小さいから、自信がないのかな」と細かい変化に気づけるようになっていきます。
② 視点の切り替え(認知的な共感)
自分の価値観や状況から離れて、相手の立場に立って考える能力です。「もし自分がその状況だったらどう感じるか」を想像するトレーニングを繰り返し行います。
ある中学生のBくんは、こんな感想を話してくれました。
「友達がテストで悪い点を取ったとき、前は『勉強しなかったからでしょ』って思ってたんです。でも講座で視点を変える練習をしてから、『もしかして家で何かあったのかも』『部活が忙しくて大変だったのかも』って考えられるようになりました」
③ 適切な行動の選択(思いやり行動)
感情を読み取り、相手の立場を理解したうえで、最も適切なコミュニケーションや行動を選ぶ能力です。共感したら終わりではなく、それを具体的な行動につなげることが大切なのです。
🗣️ ポジティブなフィードバックの練習
講座で特に力を入れているのが、ポジティブなフィードバックの練習です。
これは簡単に言うと「上手な褒め方」のこと。でも、ただ「すごいね!」「えらいね!」と言うだけでは、本当の意味で相手の心に届きません。
私たちが教えているのは、**「具体的に」「行動を」「認める」**という褒め方です。
たとえば、弟が宿題を頑張っていたとき。「えらいね」だけではなく、「難しい問題なのに、諦めずに最後まで取り組んでいたね。その粘り強さ、すごいと思うよ」と伝える。
こうした具体的な言葉かけは、相手の自己肯定感を高めると同時に、自分自身も「相手のどこがよかったのか」を深く考えるきっかけになります。
🌟 講座を通じて得られた気づき
中高生にこの共感力を教える中で、私たちにも大きな学びがありました。
まず驚いたのは、内省と自己理解の深まりです。KOKOROKUBARIの学習を通じて、生徒たちはまず自分自身の感情や考えを深く理解するようになります。「自分がどう感じているか」がわかって初めて、他者の気持ちにも寄り添えるようになるのですね。
ある女子高生は「自分の気持ちを言葉にするのが苦手だったけど、この講座で『今の自分はこう感じている』って認識できるようになった」と話してくれました。
もう一つは、社会への橋渡しになるということ。講座は家庭や学校という限られた環境を超えて、将来社会に出たときに直面する多様な人間関係に対応するスキルを養います。これは「Stronger Together(共に強く)」という私たちの理念の実現に向けた準備でもあるのです。
🤝 共感力が「優しい社会の礎」となるプロセス
中高生が共感力を身につけることは、彼ら個人の人間関係が良くなるというメリットだけにとどまりません。社会全体が子育てに優しくなるための、大きな変化をもたらす「礎」となるのです。
🏘️ 孤独を予防する共感的なネットワーク
現在、子育て世代の孤独は深刻な社会問題になっています。
「誰にも相談できない」「ママ友がいない」「夫は仕事で忙しくてワンオペ状態」——そんな声を、私たちは数多く聞いてきました。
私たちは行政機関と連携しながら「孤独な子育てに終止符を打つ」活動を行っていますが、これだけでは根本的な解決にはなりません。本当に必要なのは、地域社会が自然と支え合うネットワーク、つまり「Stronger Together」の精神が根づくことなのです。
将来の地域住民である中高生が共感力を持っていると、どんな変化が起きるでしょうか?
まず、子育ての大変さへの理解が深まります。「赤ちゃんがいるお母さんは、きっと寝不足で大変なんだな」「荷物を持ってあげたら助かるかも」と、自然に気づける若者が増えるのです。
次に、相互扶助の促進につながります。「心の配り方」を習得した若者たちは、地域活動やボランティアにおいても、表面的な手伝いではなく、本当に必要なサポートを提供できるようになります。
講座の卒業生であるCさんは、地元の子育て支援イベントにボランティアとして参加したとき、こんな経験をしたそうです。
「小さい子を連れたお母さんが、荷物を持ちながら困っていたので声をかけたら、『ありがとう、本当に助かる』って泣きそうな顔をされて。ああ、こういう小さな声かけが誰かの支えになるんだなって実感しました」
共感力が高い社会では、大人が疲れ切ってしまう前にサポートの手が差し伸べられます。だからこそ、一人ひとりの「こころの余裕」が守られやすくなるのです。
💰 経済的な安心感との意外なつながり
「共感力と経済は関係ないのでは?」と思われるかもしれません。でも実は、この二つは密接につながっています。
家庭内のストレスの大きな原因の一つは、お金に関する不安やコミュニケーションのすれ違いです。「2人目の子どもにかかるお金、どうしよう」「習い事の費用、これ以上は厳しいかも」——こうした話題は、夫婦間でも話しづらいものですよね。
でも、高い共感力を持つ大人は、相手の不安や立場を理解しながら、冷静で建設的な話し合いを進めることができます。
「お金の話になると、つい感情的になってケンカになっちゃう」という方も多いと思いますが、相手の視点に立って「パートナーも不安なんだな」「責めているわけじゃないんだな」と理解できれば、対話のトーンは大きく変わります。
また、共感力や感情知性が高い人は、情報を冷静に判断する力も高い傾向にあります。「楽して儲かる」といった甘い言葉に惑わされず、堅実な家計管理や将来設計を立てることができるのです。
つまり、共感力は経済的な安定を築くための「心の基礎体力」とも言えるでしょう。
🎓 KOKOROKUBARIが促す行動の変化と未来への展望
「KOKOROKUBARI」講座の最終的な目標は、知識を得ることではありません。生徒たちの行動そのものを変えることです。
🌈 ポジティブな連鎖を生み出す
講座で学んだ「上手な褒め方」の技術は、日常生活のあらゆる場面で活きてきます。
家族に対して、友人に対して、そして将来は職場の同僚や自分の子どもに対して——ポジティブで建設的な言葉を選べるようになることで、周囲の人々の心も明るくなっていきます。
ある講座参加者のお母さんからは、こんな嬉しい報告をいただきました。
「息子が講座に参加してから、妹への接し方が変わったんです。以前は『うるさい』『あっち行って』ばかりだったのに、最近は『その絵、上手だね。特にこの色の使い方がいいと思う』なんて言っていて。びっくりしました」
一人の若者の変化が、家族を変え、やがて社会全体にポジティブな連鎖を広げていく。それが私たちの願いです。
🕊️ 対立を予防し、協力関係を築く
共感力のもう一つの効果は、不必要な対立や摩擦を避けられるようになることです。
相手の視点を理解できれば、「なぜあの人はあんなことを言ったのか」「どうしてあの行動をとったのか」が見えてきます。すると、誤解からくるケンカや衝突が減り、協力的な関係を築きやすくなるのです。
これは学校生活でも、社会に出てからも、そして家庭を持ってからも、ずっと役立つ力です。
🔮 優しさが循環する未来へ
中高生向けの「KOKOROKUBARI」講座は、単なる教育プログラムではありません。私たちサチオオカレが掲げる「子育てに優しい社会」を実現するための、長期的な戦略の要なのです。
共感力を次世代に伝えることで、今の大人が直面している孤独は、未来では未然に防げるようになります。一人ひとりが「からだ・こころ・おかね」の余裕を持ち、子どもたちに心からの優しさを注げる環境が生まれるのです。
私たちは確信しています。この「KOKOROKUBARI」の精神が社会全体に広がれば、必ず「子どもと大人が共に笑顔で生きられる”余裕のある未来”」が実現すると。
他者への配慮——すなわち共感力の育成こそが、優しさの循環を生み出す、強くて揺るぎない社会の礎なのです。
🌻 おわりに:想いをつなぐバトンとして
最後までお読みいただき、ありがとうございます 😊
「KOKOROKUBARI」という言葉には、日本人が古くから大切にしてきた「心配り」の精神が込められています。相手のことを思いやり、その気持ちに寄り添う——この素敵な文化を、私たちは次世代にしっかりと伝えていきたいと考えています。
講座に参加してくれた中高生たちは、まさに「未来を創るコミュニケーター」です。彼らが身につけた共感力は、家庭で、学校で、そしていつか社会で、たくさんの人の心を温めてくれることでしょう。
私たちサチオオカレは、この想いをつなぐバトンを、確かな専門性と誠実さをもって、未来へと運び続けていきます。
一人でも多くの方に、この「KOKOROKUBARI」の輪が広がりますように 🌸
📝 この記事についてのお問い合わせ
「KOKOROKUBARI」講座に興味を持たれた方、詳しい内容を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。私たちは、子どもと大人が共に笑顔で生きられる未来のために、皆様と一緒に歩んでいきたいと考えています。